日本語プログラミング言語「かけはし」概要
開発の目的
Project COMETS 最初のプロジェクトとして、「わかりやすい」「よみやすい」「かきやすい」日本語プログラミング言語を作る。
現在、メインストリームで開発が行われている日本語プログラミング言語(TTSneo、ひまわり etc...)は日本語らしさを追い求めているため全体的に文法にまとまりがありません。たとえば、値を返す関数と値を返さない命令では書き方がまったく異なる、引数に与える助詞を覚えづらいなどの問題があります。また、日本語であるがゆえ、タイプ数の多さが目立ちます。
そこで、かけはしは
- 既存のプログラミング言語の「書き直し」「まんま翻訳」で、記述のまとまりを保つ。
- 日本語らしい表現を導入できるところは導入していくが、タイプ数が多くなりすぎないように気をつける。
といった点を考慮して文法の組み立てを行っていきます。
これにより、かけはしには、他の日本語プログラミング言語に比べて
- 記述のワンパターン化により「よみやすい」「わかりやすい」プログラムが書ける。
- 日本語により「よみやすい」プログラムが書ける。
- タイプ数が抑制され「かきやすい」。
というメリットが生まれます。
つまりは日本語らしさを追及するこれまでの日本語プログラミング言語の開発方針からの逆転の発想といったところです。
かけはしという名前に託す「思い」
「かけはし」という名前には、以下のような「思い」がこめられています。
- パソコン初心者・中級者をより高みへ導く「かけはし」でありたい
- 日本語プログラミング言語ユーザーが英語のプログラミング言語へ移っていくための「かけはし」でありたい
- 人と人をつなぐ「かけはし」でありたい
かけはしの基本仕様
- コンパイラ形式。かけはしで書かれたコードを CodeDOM グラフに変換する。
- VisualBasic.NETコンパイラを利用して実行可能ファイルを作成する。
- .NET のクラスライブラリに対して、XML ファイルでかけはしで使うオブジェクト名や命令を定義する。定義さえすれば .NET のクラスライブラリすべてが日本語で使用可能になる。(.NET クラスライブラリの直接呼び出しは検討中)
- 上記以外に、かけはし専用にクラスライブラリを作成。ファイル読み書きなど、面倒な手順を簡単に出来るようにする。もちろん .NET を使うほかの言語からも使用可能になる。
- 開発言語は C# 中心。サブプロジェクトでは VB.NET 使うかもしれませんが。
- 文法をコンパイラのオプションによりある程度制御可能(変数宣言、メイン関数定義、etc)。
- オープンソース開発。コンパイラは GPL、クラスライブラリは LGPL あたりになるかと。
type.A、type.B とかグダグダ言ってたのは後回し。
開発計画
書いてはみるものの、基本的にマイペース開発。ぶっちゃけ目処立ってないし。
- 2005/03 かけはしコンパイラ α版リリース。
- 2005/12 かけはしコンパイラ 正式リリース。
